八ヶ岳山行2017.12.29-31（Day2）

昨夜は強風のなかテントの周りで「ポフッ ポフッ ポフッ…」っと雪の中を何かが歩いているような音が一晩中鳴っていた。
最初は誰かがトイレにでも行ったのかなぁ～　と思っていたのだが、午前１時を過ぎても音が鳴り続けていたため動物？　それとも…(；ﾟДﾟ)
などと考えながら浅い眠りについていた。

音の正体は、強風で木の上の雪が雪面に落ちる音だけどね（笑）

朝には風が収まっていことを願いつつ深い眠りについた。
午前４時を過ぎた頃には周りの人たちが活動を開始し始めたこともあり、朝食の準備に取り掛かることにした。

ワンタンスープに乾麺を投入してワンタンメンにしたのだが、乾麺がさほど大きくなかったため２個投入をしたらワンタン焼きラーメンになってしまった(^▽^;)

朝食後、お茶を沸かして保温ボトルに入れたあと残ったお茶を飲みながら今朝の温度を確認すると

-9.8℃だった（朝食を作る前は一体何℃だったのだろう…）

外はスッキリと晴れ渡り山頂の展望が期待できそう。

さすが関西人！
朝からハイテンションなかっちゃん夫妻！

登り始めの中山乗越って体が慣れるまでしんどいんだよねぇ～

なんて思っていたら…

あっさりと行者小屋に到着～(^^)

赤岳へ向けて出発ー

文三郎尾根をひたすら登り展望が良くなると

中岳と阿弥陀岳や

今回縦走する横岳と硫黄岳が見渡せる。

この時は気付かなかったが、kumiちょの持ってるボトルのカバーって…

こんな使い方があったとは…

赤岳山頂付近では富士山が良く見えたから

富士山をバックに自撮りを試みるも…　失敗

再度チャレンジするも…　また失敗(Ｔ＿Ｔ）

富士山をバックにしての写真は諦めて山頂の写真をかっちゃんに撮ってもらった(^_^)

赤岳山頂での撮影もそこそこにして昼食をとるため展望荘へ

展望荘に到着するまでは、あたたかいラーメンやカレーも良いな～　と考えていたのだが

到着してみると思いのほか食欲がないため、おしるこ（お代わり自由）を注文。

昼食が済み体も暖まったので横岳へ向けて出発。

赤岳と今までいた展望荘そして、その向こうには富士山

それにしても今年は天気に恵まれている。

ここまで強風だったのは赤岳の山頂へ向かう途中の岩場だけで、それ以外は非常に穏やかで汗ばむくらいだ。

汗ばむくらいの陽気とはいえ稜線に出れば、それなりの風を受けて一気に汗が引く。

風を受けなければ汗ばむくらいの陽気が災いしたのか、このころからkumiちょの体温調節が鈍くなってきたようだ。

先行するかっちゃんがkumiちょへ地蔵尾根から一人で降りることを進め、kumiちょもそれに従う。

僕は驚いて一人で大丈夫かと尋ねたところ、かっちゃん曰く地蔵尾根をソロで降りるくらいのスキルは十分に持ち合わせているとのこと。

ここからは、かっちゃんと二人で横岳を目指す

山頂でお互いの写真を撮影したら先を急ぐ！

なぜならば、このころから風がボーボーなので留まっていると一気に体が冷えてしまうからだ。

振り返ると赤岳が遠くなってきた。

横岳を過ぎた先の稜線でこの日一番の突風に見舞われた。しばらくその場所から動くことができなかった。風の強さを僕の文章力で表現するのは難しいが、一言で言うならば「空気の塊がドカンとぶつかる」といった表現が合っているように感じる。先行するかっちゃんを見習い耐風姿勢で慎重に進む。

この時ばかりはマイナス要素としか感じていなかった自分のウェイトが頼もしく思えた（笑）

硫黄岳山荘を風よけにして行動食と水分を補給する。

今朝入れた保温ボトルのお茶はすっかり冷めていたが、かっちゃんの山専ボトルはまだ熱いくらいだ。次に来るときまでに保温性に優れてボトルを入手しようと誓う出来事だった。

硫黄岳山荘から先は雪が風で飛ばされて歩きにくい斜面をひたすら登る。

爆裂火口に雪庇がない…　確かにここも風が強いよな～

山頂の写真を撮影して長居は無用と下山を開始

歩いてきた道のりをバックに

原村あたりだろうか…

太陽の光に照らされてキラキラ光ってる。

風が強いところは相変わらず雪が飛ばされているが

標高が下がり風の少ないところまで来ると雪深い。

下山後、少し休息をとってから屋外の炊事場でヒロさん、kakaさん、トモゾーさんなどなど一年ぶりの面々と夜の宴を満喫。

kumiちょ特製シカシチューを堪能しつつ、宴は続くよいつまでも…

そして夜は更けていった…